金柑って美味しいの?
そもそも私、金柑の美味しさを知りませんでした。金柑と言えば、『金柑のど飴』やお正月に見かかる『金柑の甘露煮』の記憶のみ。のど飴を舐めるなら、金柑より檸檬が好きだし、お正月料理の金柑の甘露煮なんて、あってもなくても困らない食べ物という認識でした。
そんな金柑に全く興味のなかった私に、突然訪れた金柑ブーム。
なぜ突然に金柑ブームがやって来たのか・・・最初の一歩はさっぱり覚えていません。でも、考えられるきっかけは、いくつかあるような気がするので、ちょっと整理をしてみようと思いました。
苦手なものを克服するのに役立つかもしれない・・・
(畑の金柑の木)
金柑が気になりだしたきっかけ その1・2・3
1【父親が好きだった。】
家庭菜園をしている父親は、畑にある金柑の木から冬になると金柑を採ってきては、そのまま皮だけかじって食べていました。『身体に良い』が好きな父は、「これは身体にいいから、風邪引かないから」と言って勧めてきていたのですが、風邪引き予防なら、ミカンとはちみつレモンで間に合っていたので、数年にわたって聞き流していました。
一昨年の冬 父につられて一口かじったけれど・・・「うーん。食べなくてもいいかな」
2【パン屋の友人が、金柑の甘露煮をのせたデニッシュをお店で出していた】
これは、金柑にかなり興味を持ち始めたきっかけです。このパン屋の友人とは、前々から一緒に食事に行ったり、お互いの好きな食べ物や味覚についても話していたりしていて、味の好みが似ているので、その友人が美味しいと言っているのものに対しては、かなりの信頼を寄せていました。
去年の冬 自ら進んで金柑デニッシュの小さめカットとパクッと「あ、意外と美味しいかも」
3【風邪を引くことが辛くて、予防法を探すようになった】
歳を重ねるごとに、風邪を引いてしまうと長引きがちになってしまい、風邪予防のミカンやはちみつレモンよりもっと強力なものを探すようになりました。
そんな時に思い出した父の言葉「金柑は風邪引かないから」調べてみると
やはりビタミンCが豊富。
おまけに他にも色々な身体に良いとされる働きがあり、大雑把にいうと生活習慣病予防に良いとのこと。
気を取り直してかじってみました・・・
「うーん。この苦いような・・・甘いような・・・あまり得意な味ではない。でも中身は酸っぱくて美味しい」
金柑を食べてみよう
やっと食べてみようという気持ちになりました。
今考えると、幼い頃&若い頃は金柑の栄養成分を必要としていなかったのかもしれないですね。食べられるようになったのは、徐々に身体が必要としてきているのかも。
子供の頃、苦手だったセロリもピーマンもマーマレードも。今じゃ克服を通り越して大好きになっているし、大学生の頃、苦手だったパクチーも突然食べられるようになって、人の味覚は不思議です。苦手だった苦み成分【ナリンギン】覚えておこう。
ということで、私の中で【金柑】が柑橘系の仲間入りをしたので、金柑ジャムを作ってみました。(最初の投稿です)
生のまま丸ごと食べるのはまだ得意ではなくて・・・
金柑の美味しさに徐々にはまってから、最後にがぶっと味わいたいと思います。
以前は、苦いような・・・甘いような・・・あの独特の味が苦手だったのに、段々その複雑な味を求めて色々な調理をしたいなぁと思ってしまっています。
金柑好きになる日も遠くはなさそう。
金柑好き歴:まだ2ヶ月とちょっと
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